
漢字名:
松毬魚(マツカサウオ)
マツカサ=松ぼっくり
英名:
Pinecone fish (Pinecone = 松かさ)
Japanese pinekonefish
Knight Fish (ナイトフィッシュ=騎士)
Armor Fish (マーマーフィッシュ=鎧)
Pinapple Fish (パイナップルフィッシュ)
【特徴】
黄色の体色に黒い網目模様が入っています。
小判型でとっても独特な外見。
体は硬くて大きい鱗で覆われています。
小さな幼魚は黒色が多くてトゲトゲしています。

こちらは5円玉サイズの超ミニマツカサウオ(撮影:真鶴)
めちゃめちゃかわいい(*´ェ`*)ポッ

幼魚は濃い黄色で、とってもかわいいです(*´ェ`)♪♪

成長するにつれてだんだん鱗の縁の網目模様が
きれいに出てきますが、黄色が薄く、白っぽくなってきます。

鎧のような鱗で、体は硬い為、フグと同じく体をしならせて
泳ぐことができません。ヒレだけで泳ぐ為、泳ぐのは遅いです( ´艸`)
【どこが光る?光る魚マツカサウオ】
マツカサウオは光る魚として有名ですね!
『え?知らなかった方もいらっしゃるの?』
では、この機会に是非覚えて言ってください('-'*)
マツカサウオのプチ情報をお教えします。
どこが光るのかというと、下顎(したあご)または口の中の下唇が光ります。。。
マツカサウオの発光については、インターネットや図鑑で
調べていまして光る場所は口の辺りだというのは共通しているのですが
微妙にちがいます。
ある情報によれば、下顎で黒い色素の収縮により点滅させるとなっており。
他の図鑑によれば、口の中の下唇が発光するので、
口の開閉により点滅させるとなっていました。
現在、専門家の方へ確認している最中ですので、
事実が分かり次第ここで発表したいと思います!!!
o(^0^)o楽しみにしていてくださいね!★

マツカサウオはアゴ(または下唇)に米粒大の発光器が
付いているのですが、その発光器の中に”発光バクテリア”
というものを住まわせて発光させます。
発光バクテリアとの共生です“〆(゚_゚*)フムフム
マツカサウオは産まれ付き光るのではなく、
成長過程で発光バクテリアを確保し、光を放つことが出来るように
なるので水族館で産まれたマツカサウオは光らないそうです。
ですが自然界のマツカサウオがどのようにして発光バクテリアを
確保するのかは分かっていません。
なぞの多い魚です。。。(´O`)
【いつ光る】
昼夜関係なく、光っているそうです。
ただ、暗くないと私たちには光を確認することはできません。
なので、普段マツカサウオが光っているシーンを確認することはできません。
(私も光っているところを見たことはありません。)

岩陰ににいるマツカサウオにライトを当てたらボディが黄金に輝いて
見えるので体全体がひかると勘違いしている人も多いみたいですが、
それは光の反射でキラキラとみえているのであって、発光している
光ではありません。でも、確かに黄金に輝いていて特に若い
マツカサウオはとってもキレイですね。
【何のために光る?】
光に集まってくるプランクトンや小魚をおびき寄せる為、
口の近くの顎が光るのでしょう!きっとそうでしょう!!!
それ以外の理由としては、仲間を見つけるためや、メスへのアプローチ、
敵への威嚇行動ですが(確実にはわかっていないそうです)
やっぱり口元の発光なので、一番の理由は捕食の為だと、私は思います。
【マツカサウオの発光を見たい!】
残念ながら確認するのは難しいと思われます。
発光自体が弱く、ぼんやりと光る(点滅します)為真っ暗でないとなかなか
確認ができません。
夜行性の為、夜になると岩の隙間からでて餌を求めて動き回るそうなので、
なかなかピンポイントで見つけることはできません。
またダイバーの気配を感じると逃げていってしまうので
ナイトダイビングではさらに見ることが難しいです。。。
でも、光を放つのは夜だけではないので、なるべくどんよりとした天気の日の昼間、なるべく暗いところにいるマツカサウオをライトを当てずじっくり見れば光を確認できるかもしれません。
マツカサウオの発光を狙うなら、大きな黒い雲が太陽の光を
さえぎっているどんより天気がねらい目です(*'o'*)
※注意
小さなマツカサウオはとってもかわいいのですが、
まだ発光バクテリアを捕獲できていないかもしれないので
なるべく大きく成長したマツカサウオの方が可能性があると思います(・θ・)

光っているシーンの写真がない為、イメージ画を書いてみましたσ("ε";) ボク
【立つ魚】
ヒレがとっても硬い棘になっていて、陸上でも立つことができます。
襲われた時はヒレを立てて抵抗します。
とても硬いヒレは相手を突き刺します!!!

こちらはあるお食事処で生簀に入っていたマツカサウオを、
お店の人が立たせて見せてくれたときのものです。
この後、ちゃんと水槽に戻して元気に泳いでいました。
ごめんね、マツカサウオさん<(_ _)>
【水族館が停電になって判明】 コラム:西村明香
1914年に富山県の水族館が停電になったときに偶然判明したそうです。
詳しい状況はわかりませんが、、、、
停電になって水槽を見たらいくつもの光りが動いていた、、、、
なんだか感動的です。想像しただけで鳥肌がたってしまいました。
きっとその発見者である飼育係りの方は、水槽の前に立ち尽くし、
こうつぶやいたと思います
『・・・なんだこの光は!・・・いったいなんなんだぁぁ!!!』
そして興奮して仲間を呼びに行ったことでしょう。
※注意:私の勝手な想像です
今は2011年なので、97年も前の出来事なのですね!!!
この年に産まれた赤ちゃんももうすぐ100歳!!!
まず100年も前に水族館があったことに驚きました。
水族館といえば・・・
今、日本は水族館ブームが訪れています。
大きなジンベイザメを水族館で見ることができるなんてすごいです。
子供もおじいちゃんもビックリです!
マツカサウオをはじめ、光る魚のコーナーも人気だそうです。
真っ暗にした水槽の中にうごめく光が見え、、、、(o゚□゚)o
それが生物の放つ光だと分かったら子供も大人もドキドキします。
いいですねぇぇ〜。
あと、イワシなどの群れも人気みたいですね、大量のイワシを
入れた水槽に餌を巻きます・・・・
すると壁のように密集した群れがいっせいに動きます。
自然光のようなライティングをあてて、大きな壁はキラキラ光って、
動きに合わせて影ができ、とても幻想的です。
さらにオーケストラも入り、音量をあげていけばどんどん盛り上がって、
イワシの動きはまるでミュージカルのクライマックス。
計算された演出に観客はみんな感動し拍手が巻き起こるそうです。
それが、水族館でみれるなんて、、、、驚きます(゜×゜*)!
ダイビングでもやっぱり群れはいいなぁぁっと思います。
私は水族館でイワシのショーを見たことはなくて
新聞で読んだだけですが、、、想像しただけで感動しました。
現在の水族館はただ魚を展示するのではなく、
お客さんが水中にいるような気持ちにさせる作りになっています。
そして、ダイビングをやっていない人も水族館に行けば
感動的なシーンを気軽に見れてしまうという事実に
ダイバーとしてはちょっと悔しい気もしますが、私も水族館が大好きです。
水族館の進化により、水中という異空間がとっても身近になりました。
それによってまたダイビングに興味をもち、やってみたいと言う人が
増えてくれれば嬉しいなぁぁっと思います。
ダイビングをはじめてからの方が水族館が好きになったと言う声を
多く聞きますo(^0^)o
水族館やお魚が大好きなあなた!
さぁ今年こそダイビングを始めましょう!!!
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オーストラリアのパースでマツカサウオを見たことがあります。
伊豆で見るマツカサウオより大きく、白っぽかった印象がありますが、
多分それは大きいから白っぽかったのかなって今になって思います。
パースでマツカサウオの写真を撮ったので、それを探して今度こちらにアップしますね。
どこが違うのか写真で比べてみたいと思います♪
ちなみに、日本のマツカサウオよりオーストラリアのマツカサウオの方が
強く発光するそうです(・θ・)へ〜。
いつか、ナイトダイビングで光っているマツカサウオに遭遇してみたいですね('-'*)