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「2008年9月」の項目一覧

ミノカサゴ

2008年9月29日 15:05更新 written by あきか
カテゴリ
科名 フサカサゴ科
全長 15〜30cm(大きいものは40cmにもなります!)
目撃地 北海道以南の日本各地の沿岸に生息、日本全国の沿岸、太平洋沿岸、インド洋。水深10m以深で多く見られるが、夜間は沖合いの水面下1〜2m位を泳いでいることもります。ミノカサゴの仲間は、岩陰に隠れていたり、根の上で漂っていたりと、生息場所は一定でありません。

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漢字で書くと『蓑笠子』

和名の由来は胸ひれや背びれを広げた様子が、蓑(みの)を
着ているように見えることからきているようです。
蓑とは昔の雨具で、草で編んだ合羽のことです。

英名:Luna lionfish(ルナ・ライオンフィッシュ)
    Firefish (ファイヤーフィッシュ)

学名:Pterois lunulata


『始めて見たときの衝撃』
初めてミノカサゴを見たときは目を奪われました。
今でもその時の衝撃は忘れられませんw(0o0)w ナンジャコリャ

そして、その時『毒をもつ魚』だと教わりました。
それからミノカサゴを見るたびに『この魚はキレイだけど毒があるんだぁぁ』
とスリル感とトキメキを感じながらジーっと観察していました。


タカノハダイ

2008年9月25日 00:56更新 written by みゆき
カテゴリ
科名 スズキ目タカノハダイ科
全長 約35cmくらい
目撃地 伊豆の海

PB080285.jpg


たぶんみなさん海で見ているけど、この魚名前わかりますか?
それぐらい伊豆の海にたくさん泳いでいます
たくさん泳いでる魚以外とみなさん見たことあるけど
名前はって人が多い事が判明。

私が初めてダイビングをしたのは、9年前
オープンウォーターのログを振り返って見てみました。
これから振り返りながらお魚図鑑作成して行きます

記念すべき初ダイビングで見た魚の中にタカノハダイ

<漢字で書くと>

鷹之羽鯛

<地方名>

キツネダイ、、アラ。
東伊豆では「タカッパ」って呼ばれることもあるらしいです
樵(きこり)、鹿魚(しかうお)
沼津では、婿泣かせ=婿を泣かせるほどまずい魚って意味だろうと

結構この婿泣かせの由来を知った時、ショックでした。
市場では「左巻き」という人もいるらしい

<特徴>

褐色で斜めの縞模様、尾鰭は白い水玉模様
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<生息ポイント&お食事>

海藻がついた岩場を泳いでいたり、
岩場近くの水底にもちょこんといたりします

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雑食性で底生小動物や藻類を食べていますが、
食事中、砂や泥をちゃんと鰓から
吐き出すのでお食事中は、砂煙があがります

定番のお魚ですが是非、水中で観察してみてください
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ニチリンダテハゼ

2008年9月15日 15:22更新 written by まえくみ
カテゴリ
科名 ハゼ科
全長 〜8cm程度
目撃地 西部太平洋

私はハゼが好きです
その中でも、ニチリンダテハゼはベスト5に入るお気入りです

初めて見たのは、パラオのビッグドロップオフ
“一目惚れ”です
正面顔の可愛さ、背中の立派な日輪、透き通るようなボディ、模様。。。
どれをとってもパーフェクトな可愛さです
パラオに行った際は必ずリクエストし、時間の許す限り観察を続けます
フィリピンでは、個体数も多く普通に見られレア度はややうすれますが、
それでも、何度見ても飽きることはありません!!
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『特徴』
漢字では「日輪伊達鯊」 
【和名】 ニチリンダテハゼ
【学名】 Amblyeleotris randalli

第1背鰭にトレードマークの大きな眼状斑があり、これが和名の由来に
なっています

体側の黄色横帯とつながる黒色斑が1つあり、体色は半透明で円筒形、
細い黄色(オレンジ)の横帯が7本あります
最初の横帯は眼を横切り、3本目の横帯は背鰭の黒色斑に達します


『生息地・お気入りの場所』
琉球列島以南、インド洋・西太平洋からソロモン諸島・オーストラリア北部
珊瑚礁外縁に生息し、崖穴の砂泥底に巣穴を持つ

ドロップオフの砂地があるくぼみや穴などに住んでいるのを見かけます
(分かりにくい説明ですみません・・・)


『同居人』
単独あるいはペアで住み、ニシキテッポウエビ(錦鉄砲蝦)と共生します
ハゼとテッポウエビの組み合わせは種類によってだいたい決まっています


『だいたい決まっている!』これって、すごくないですか!!!???
やはり人間と一緒でタイプとか、好みとか、相性とかがあるのですかねぇ
いえっ、ちょっと待って。。。少し違う。。。
ハゼはハゼ同士がペアなのですから、相性等の問題はこの間にこそ強く、
エビは同居人で、いわば他人ですよね!?
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イヤ、他人ではない。。。(他人なんだけれども・・・)
ひとつ屋根の下で共に暮らし、それぞれの役割(※)を生涯ずっと果たす
それほどの強い信頼関係に結ばれいるハゼとエビなわけです

なんか素晴らしい・・・(T-T )( T-T)

『だいたい決まっている!』本当に不思議です
驚くような組み合わせの同居人、見て見たいものです


『それぞれの役割』
テッポウエビは巣穴の拡張と修理をしてハゼの隠れ家を確保します
(毎日毎日、巣穴の修理。。。o(ToT;)゜)
ハゼは視力の弱いテッポウエビに代わって天敵を発見し危険を知らせます
(毎日毎日、見張り。。。o(ToT;)゜)

危険を察知するとハゼは、尾鰭を振って合図を送ります
そしてエビが巣穴に潜りこみ、追ってハゼも巣穴へと非難します

肉眼でも普通に見られる行動ですので、是非観察してみてください


『その他』
完全にリラックスしている状態だと、背びれ(日輪)を閉じてしまっている
場合が多いようです
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なんとなく開いている時もありますが、少し緊張し警戒をし始めた時に
キレイに“ニチリン”を開くことが多いようです

ですが、必要以上に警戒させてしまうと、そのまま巣穴に逃げ込んでしまうので、驚かせないように丁寧に近づき、緊張をさせても警戒はさせず、“ニチリン”をしっかりと開いてもらい写真に撮影する、その駆け引きがとても楽しいのです
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『お値段』
ニチリンダテハゼ 価格3,190円(税込) 送料別

お送りする個体は体長5〜7cm程度です
個体サイズや模様、雌雄の指定は出来ません

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とてもキレイなハゼなので、観賞魚としても人気が高いようです
でも、私達はダイバーですから、やはり自然の状態で観察したいものです
マナーを守って、じっくりと観察しましょう!!

エビの仕事負担を減らすためにも、巣穴を塞ぐようなことはないよう、
私はもちろん、ダイバーのひとりひとりが注意出来ればいいですね
砂地への接触部分、フィン先などにも注意を向けたいと思います


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